• PROJECT / 06テーマのある海外旅行を演出

    Special Interest Tour

    海外で「音楽を楽しむ」、「歴史を訪ねる」、「マラソン大会に参加する」、「ワインを楽しむ」といった目的のある旅には誰もが憧れるものではないだろうか。
    SIT(Special Interest Tour)部門ではテーマ性のある海外旅行を企画し、単に旅行することに加え、そこでしか得られない体験、好奇心の満足といった個別の価値を添えている。

    ワインで有名なフランス・ボルドーのブドウ畑を、ワインを飲みながら42.195Km仮装して走るメドックマラソン。

    個人の趣味趣向が多様化する中、海外に行くことで満足するのではなく、明確な目的がある海外旅行が求められている。
    他社に先駆け2010年にスタートしてから8年を数え、今や人気ツアーとなったメドックマラソン参加ツアーが企画された裏側に迫る。

  • アイデアだけではダメ
    アイデアにお客様のニーズを
    どれだけ肉付けしていけるかが鍵

    「ワインをがぶがぶ飲みながらフルマラソンを走るなんて、最初聞いたときはびっくりしました」と、メドックマラソン参加ツアーの発案者である木村は笑う。テーマ性のある海外旅行ツアーを企画するSIT部門のスタート時からのメンバーだ。
    SIT部門では、旅行のテーマをいくつか選別し、それが世の中に受け入れられるかチームで考えながらツアーを企画していく。

    「ワインと旅というのはとても相性がいいんです。土地の特性や歴史、ストーリーといったものがありますから、旅をする動機がはっきりしています。それに加えてフルマラソンということであれば、ワイン好きかつマラソン好きの人たちの心を刺激しますよね」

    発案された企画は現地との交渉、販売方法の検討を経て世にリリースされる。
    「この企画はWebのみの宣伝だったのですが反響がよく、あっという間に埋まってしまいました。正直なところ新しい企画がうまくいくかどうかなんてわからないんです。でも少なくとも、自分自身が参加したいと思えるものでなければ成功しないことは確かです。ですから、『このツアーは面白そう!』というインパクトに加え、単なるアイデアで終わらせるのではなく、参加者の趣味嗜好を追求して満足してもらえるように検討を重ねなければなりません」

  • 一生モノの体験を共有し、
    人のつながりをプロデュースする

    メドックマラソン参加ツアーは今年で8年目を迎える人気ツアーに成長した。

    「このツアーの人気があるのには理由があります。参加者の事前の顔合わせはもちろん、完走できるようにトレーナーを迎えてのトレーニング会や出発前の壮行会を開催するなど、ツアーまでにさまざまなイベントを実施。出発日には参加者の皆さんはもうすでに打ち解けている状態です。現地ではシャトーを借り切って打ち上げしたり、帰国後も、毎年同窓会が開催されていますし、SNSの交流を通じて参加の年が違う人同士も仲良くなっていたりします」

    SITの役割は単なる旅行手配ではなく一生モノの体験を提供、共有することにあると木村は言う。

    「ただ現地のマラソン大会に参加するだけであれば、今の世の中、ネットで個人手配だってできます。私たちが提供しているのは、体験そのもの、それも一生モノの体験なんです。それを共有した人たちにとって、それはもう同級生みたいなもので強い絆が生まれます。体験を通して、人生そのものに立ち会うことができるのです」
    参加者の体験や人のつながりをプロデュースする。東武トップツアーズのひとつの戦略がここにある。

  • Profile

    私自身、旅行が大好きで様々な体験をしてきました。みなさんにもそんな体験をしてほしいと思っています。
    ネットで簡単に情報が手に入る世の中、個人の興味は細分化かつ専門化しています。メドックマラソンに限らず、スポーツ観戦や音楽鑑賞、歴史の追求など新たな企画を考えていきたいですね。

    PROFILE
    木村 宏幸 / Hiroyuki Kimura
    1990年入社
    海外旅行部
    海外企画センター アシスタントマネージャー
    元々ワインが好きで、20年ほど前から個人的にブルゴーニュ、ボルドーといった地域を、自分で手配して旅行してきた木村がその頃に感じた「この楽しさをもっと多くの人に伝えたい」という想いが今のSITの仕事の原点となっている。