• PROJECT / 03あと0.1秒、あと1cmを支える誇り

    スポーツ

    東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のオフィシャル旅行サービスパートナーである東武トップツアーズは、他にも世界選手権やユース大会など、海外で行われるスポーツの国際大会に参加する日本選手団の移動、宿泊、食事、トレーニング施設を手配する役割を担う。
    また、日本国内で行われる大会参加に向けた、外国選手団の日本における事前合宿地などを手配し、大会運営を陰で支えている。

    2016年にノルウェーのリレハンメルで行われた第2回ユースオリンピック大会。
    その大会に参加する全競技の選手たちの輸送、宿泊、滞在中のさまざまな手配のすべてを担うプロジェクトだ。

    10日間の大会開催期間に向け、1年にも及ぶ準備期間と大会前後あわせて3週間の現地滞在による直前手配によって、日本選手の好成績を後方から支援した。 スポーツ大会に特化した旅行手配の裏側を追う。

  • 会社にいるよりも
    JOCにいる時間が長い

    「私が入社した年の9月に、東京オリンピックが決まったんですよ(石井)」と、飛び切りの笑顔で東京スポーツ事業部の石井は語る。
    スポーツ事業部では、国際大会への選手団派遣、強化合宿をサポートしている。JOCや各競技団体と直接やり取りをして、大会の成功と好成績を支援するのだ。

    「まさか、その時は自分が担当するようになるとは思ってもいませんでした。アスリートの合宿ですから、単に移動手段と宿泊の手配にとどまらず、合宿候補地の選別、手配、移動経路や時間の想定、チームドクターの要望を受けたうえでの食事のコントロール、トレーニング施設の確保など、私たちの責任の範囲は多岐に及びます。また、競技の特性によって求められるポイントが異なりますから、各競技団体と協議を重ね、1年かけて準備をしました。準備期間中は、会社よりもJOCに詰めている時間のほうが圧倒的に長かったくらいでした」

    どんなに綿密に準備してきても、決してすべてが思い通りに運ぶわけではない。派遣される選手は競技によっては直前まで決まらなかったり、コンディションによっては急遽の変更もあり得る。そうした場合の、大会事務局へのIDカードの手配までも石井が担当をした。

  • JAPANを背負って選手と共に

    そうしてようやく漕ぎつけた大会直前。スタッフは現地前乗り組と、国内での支援組に分かれる。

    「1年かけて準備したことが、実際に現地でスムーズに機能するように、早めに現地入りして各種の手配事項を確認しました」
    そうして行われた大会期間中、石井はアスリートたちの活躍に感動することになる。

    「現地では選手団と同じJAPANの入ったウェアで会場を動きます。その中で各選手が活躍する、あるいは上位に行けなくてもベストを尽くしている姿を目の当たりにし、同じウェアを着て、私たちも一緒に闘っているんだということを実感しました。選手の成績が本当にうれしかったんです」

    そう。スポーツ事業部の目的は、旅行を手配することだけではない。選手が好成績を残すための環境を整えることにあるのだ。
    「私たちの役割は地道な作業の積み重ねで、決して華やかな仕事ではありません。でもアスリートの成績や記録に少しでも貢献できる仕事なのです」

  • Profile

    スポーツ事業部では、海外遠征だけでなく、日本で行われる大会の外国チームの合宿地手配や、国内各地域での大会運営のためのお手伝いも行っています。国際大会の開催はその後の地方大会への波及効果もありますから、私たちのアドバンテージを活かして、さまざまな大会を旅行手配の面からサポートしていきたいですね。
    特にウィンタースポーツはこれから競技人口が増えると予想されていますし、旅行業界にとっては未開の分野でもありますので、そこに力を入れていきたいと思っています。

    PROFILE
    石井 瑠美 / Rumi Ishii
    2013年入社
    東京スポーツ事業部
    主任
    まずは2020年を目指して頑張りたい。スポーツ振興は国策でもありますから、仕事としてもやりがいがありますし、地元日本であの感動をもう一度体験してみたいです。